漢字検定

漢字検定とは、財団法人日本漢字能力検定協会が実施する漢字の技能検定のことで、一般的に「漢検」と呼ばれています。
漢字検定は年をおうごとに志願者数が増加しています。受検者の年齢層は3歳から97歳までという大変な幅の広さがあり、近年では生涯学習が叫ばれていることからこのように様々な年齢層の方々に受検されています。
これは漢字能力検定の魅力のひとつといえます。

また、ワープロの普及によってワープロを効率よく、正確に、かつスピードをあげて打つには最低限度の漢字の知識が必要になることから漢検合格を目標として学習する方も増えてきており、企業の中には、漢検合格のための特訓講座を受けさせている所もあるそうです。
さらに、大学・短大の漢検合格者に対する入試優遇がある学校の増加や、大学・高等学校での単位認定校の増加により、漢字検定の重要性が認められています。
最近では日本に渡ってきた外国人が、日本語や漢字を学ぶために児童漢検から受けるケースも増えています。

漢字検定の級は１０級から１級まで分かれていて、１０級は小学校１年生程度の読み書きが出来れば合格できるほどのレベルです。
１級は約6000字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使えるようにする、大学生レベルの漢字能力を要求されます。

漢字検定に合格する為の勉強は漢字学習長などのドリルを購入して勉強する方法や、各地で行なわれている講座や通信教育などがあります。
また最近はインターネットを使った学習プログラムのウェブサイトもあるようです。

漢字にはそれぞれ深い意味や成り立ちの経緯があります。学習中にそれらを知るたびに新たな発見に出会えます。
また漢字を多く知っているということは、共用があると思われまわりの信用も変わってきます。
日常的な教養を身につけてみたいという人は漢字検定にチャレンジしてみてはどうでしょうか。